「つながりを取り戻すワーク」とは

つながりを取り戻すワークとは

つながりを取り戻すワークのスパイラル

Image by Dori Midnight

ジョアンナ・メイシーの教えをもとに作られた「つながりを取り戻すワーク」は、「感謝から始める」「世界の痛みを大切にする」「新しい/いにしえの目で見る」「前へ進む」の4つのステーションを巡るらせん状のロードマップ、すなわちスパイラルにそって進みます。 これらの各ステーションはどれも、次のステーションへと自然につながっていきます。このスパイラルの旅は、私たちは自分たちが思うよりもずっと大きく、強く、創造的で、深く結び合わされていることを実感する助けとなります。

スパイラルを「感謝から始める」のは、感謝が私たちのうちにある共感と自信を目覚めさせると同時に、けたたましく騒ぎ立てる心を静め、根源(ソース)へと連れ戻してくれるからです。そうして、私たちは今ここにしっかりと注意を向け、これまで自分が抱えてきた世界の痛みに目を向けるためのスペースを心の中に作り出します。

世界の痛みを」引き受け、「大切にし」、そして自ら進んでそれを経験する中で、私たちは慈悲の真の意味――「共に痛む」ことを学びます。学びを深める中で、私たちは、自分たちの心/意識の広大無辺の大きさに気づきはじめます。こうして私たちを閉じ込めていた個人的な苦しみという檻は、今や外に向かって開かれ、相互存在という広い世界へと私たちは踏み出します。

相互存在という在り方を実際に経験することで、私たちは世界を「新しい/いにしえの目で見る」ようになります。自分たちがあらゆるものといかに深く結びつき、分かち難い関係にあるかが感じられてくるでしょう。こうして私たちは、自分たちの中にある変化を起こす力を実感し、過去や未来の世代、そして兄弟姉妹である人間以外の生物種との生き生きとしたつながりの感覚を思い出してゆきます。

そして、私たちは「前へ進む」のです。自分たちに与えられた状況、能力、そして限界も全て受け入れた上で、一人ひとりを呼び覚ます声にしたがって私たちは行動を起こします。いかなる時も可能な限り、人びとともに目標を定め、計画を立て、歩みます。青写真や完全無欠の構想を待つ必要はありません。なぜなら、私たちの刻む一歩一歩が、私たちの教師となり、新しい視点と機会を与えてくれるからです。たとえその取り組みが成功しなかったとしても、自分たちに与えられた機会をつかみ、そこから教訓を得られたことに私たちは感謝できます。

 

こうして感謝とともに再びスパイラルが始まります。今日の世界では、自分を何かに役立てたいと思えば、そこに困難が立ちはだかるのは避けようがありません。真に感謝するならば、あらゆるものが視界に入ってきます。それどころか、感謝は、破壊の惨状や悲劇の真正面で、私たちの注意を釘付けにするかもしれません。恐怖を感じる時にはなおいっそう、感謝が私たちをしっかりと支え、なさねばならぬ仕事に取り組むのを助けてくれるでしょう。

スパイラルは、「つながりを取り戻すワーク」の器となるだけでなく、何かしらのプロジェクトに取り組んでいる期間や、1日に何度も、あるいは人生全体という時間の中で現れてくるかもしれません。

スパイラルの本来的な性質はフラクタルです。それはつまり、一連の流れが、常に新しい方法で、何度も繰り返し現れるということです。時には、ある特定のステーションの中で、スパイラルの全てのステーションが経験されることもあります。力の源泉として、また新たな視点として、私たちはこのスパイラルに何度も何度も立ち戻ってゆくのです。

Source: The Work That Reconnects / The Work That Reconnect Network