「つながりを取り戻すワーク」は、世界の癒しに積極的に取り組む意欲と力を育むことを目的としてデザインされたグループワークです。
1970年代後半に提供され始めて以来、世界中の何千という人びとが、このワークを通して、社会や環境の急速な悪化にもかかわらず、団結し、勇気を持って行動する方法を学んできました。
このワークは、ドイツ、ロシア、ウクライナ、カザフスタンでは「ディープ・エコロジー・ワーク」として、また日本では最初は「絶望と再生のワーク」、その後「アクティブ・ホープ」という名で知られるようになりました。
このワークは個人で取り組むこともでき、これまでたくさんの人びとの人生を豊かにする助けとなってきました。けれども基本的には、このワークはグループを対象にデザインされています。人びととの直接的な関わりの中でともに取り組まれる時に、このワークは、一層強いインパクトを持って深く心に刻まれる効果を発揮します。それはこのワークが、相互の関わり合いの中で、自分一人では思いもよらなかったような新たな視野と相乗効果を生み出すように設計されているからです。
ワークショップは一晩だけのものから、満月から次の満月までの間など、様々な長さで提供されています。
1978年に最初の公開ワークショップが行われて以来、このワークの目的は一貫して変わっていません。それは、人びとが自分の生(なま)の経験を信頼し、自分が見たり、感じたりしている世界の出来事を言葉にするのを助けることです。グループで取り組むエクササイズには、誰かや何かの立場に立ってみるというロールプレイがよく使われます。これは、慈悲と創造力を培うと同時に、世界を広い視野でとらえ、道徳的想像力をさらに一層広げて物事に取り組む力をつけるためです。